年間500棟の実績!?

〜自社のみで確かな施工をするには限界があります〜

タイトルを『年間500棟の実績!?』としました。

これもインターネット上でよく見かける 宣伝文句 のひとつ。その実績に嘘は無いのかもしれませんが、全てが “自社施工で“ となるとそれは疑問です。その実は・・・

【そのほとんどは 下請け が施工】

となるハズです。なぜか・・・ 以下で試算してみましょう。

  1. 一年のうち何日稼働するか:52(週) × 6(日) = 312(日)
  2. 1棟あたり何人(工)の手間が掛かるか:およそ 20人(工)
  3. 一年で何棟できるか:@÷A= 15.6(棟)
  4. 500棟を仕上げるのに何人要するか:500÷B=32(人)
この試算によると、32人の塗装職人が週6日休まず稼動してようやく年間500棟を仕上げられます。当然ながら 降雨・降雪・台風等の自然現象や五月連休・盆休み、正月休みや体調不良等も考慮すればもっと多くの職人が必要 になるはずですがそれだけの職人を住宅塗装の施工店レベルで抱えていられるものでしょうか。
(フランチャイズ形式の塗装会社は除く)
答えは “NO” です。

一つの施工店で多くても 10人程度 と考えられるので500棟のうち 殆どは下請け という事になります。
32人の塗装職人と現場管理者と事務職員と経理運営と・・・合わせると50人くらいになるのでしょうか
入札工事 を受注するような大きな塗装屋でもそんな人数は 居ません

そもそも、年間500棟だからあなた(オーナー様)のお宅も大丈夫 という事でしょうか
ちなみに友井塗装店では年間200棟が 限界 です。
実績も大事ですが、最も大事なのはオーナー様の利益(計画や目的、この先のご意向と予算)を考えて施工する事です。