ここでは『塗料の種類』について書きます。
正確なところや詳細は各種塗料メーカーの解説ページが詳細なので省きますが、ここには一般的な住宅塗装に使用される材料について簡単にわかるよう、書いておきます。
そもそも塗料とは、溶質(発色を呈するもの:固体/顔料)
と溶媒(溶質を分散させるもの:液体/水や油)
から成っています。溶媒に溶質が溶け込んだ分散した溶液の事を言います。
その他、添加剤として微量の添加剤(消泡剤やレベリング剤,分散剤や沈降防止剤など/ほとんどが水和性のある油性のシリコーン樹脂)が入っています。詳しく知りたい方は、『塗料 添加剤』などで検索すると良いでしょう。水や油などの溶剤や添加剤は、乾燥後に無くなってしまうので、塗膜として残るものを加熱残分(要するに残った塗膜≒概ね50~60%)と言ったりします。
塗料メーカーのように細かい点を挙げるとキリがないので答は単純に、
✓油性塗料か水性塗料か?
✓仕上りの表情は?
✓樹脂の自然耐光性の強弱は?
です。
- 水性塗料といっても水だけで分散されているわけでは無く、添加剤(油分)が入っており、若干のニオイ(塗料臭)はします。
- 仕上りの表情は、塗料職人の経験・感度と工程管理・センスが大半の仕事を占めます。
- 樹脂の自然耐光性の強弱は、使われている樹脂の架橋強度(成分ではない)に依ります。
要するに、
- 施工中、どの様な環境(臭気を気にするか)で過ごしたいか?
- どの様な仕上り(微細な出来)を求めるか?
- どの程度の頻度で改修の先(耐候性)を見ているか?
によって施主様ご自身が決めるべきという事です。
残念ながら何を選んでも正解はありません (◞‸◟)
簡単ですが、一覧にしてみました。
(一般的な棲み分けなのでコレが全てというわけではありません)