
タイトルを『機能性塗料は優れている!?』としました。
結論から書くと、
【他より優れた機能ではある “かもしれない” が、住宅塗装,外壁塗装(塗り替え)に必要!?】
というものです。
“機能性塗料” というと、現在では『遮熱塗料』や『光触媒』などが聞き慣れているかと思いますが、
10年以上経過した遮熱塗料も20年以上経過した光触媒も【定番】になりきれていないのは何故でしょう?
すでにそれが 答え でもあったりします。
答えであるとしたのは、
【一般的な塗料には無い目立った機能はあるものの、特に必要ではなく、また費用対効果も低いために定番化しきれていない】
という事です。すなわち、
【営業する側が意見を通しやすい だけ の塗料】
という位置づけのものになります。
実際に他社で案内されている様子を見てみると、週刊誌の裏広告の様な 過剰な宣伝 が目を引きます。
■遮熱塗料を塗ったら 夏場にエアコン使わなくてもよくなった
■冬の 暖房費が半減した
■光触媒なので 外の空気が綺麗
■光触媒なので メンテナンスが不要
どれも魅力的な効果ではありますが、夏場にエアコン不要や暖房費が半減などというのは誇張しすぎかなと思います。 どのような構造の元で検証されたのかは知り得ませんが、
実際には 屋根裏の通気性を強制循環空調などで確保されていて初めて屋根裏の温度が数度下がってくる程度 の話なので、そのような効果を居室内で期待 できるものではありません。
光触媒はメンテナンスが不要、などという話も聞いた事がありません。
近年建設されたスカイツリーの塗膜ですらフッソ樹脂なのですから、そんなにいい物なら設計されている筈でしょう?っとすると上記は・・・という事になります。
そもそも塗装が不要だとしても シーリングや防水 などは必ず 定期的なメンテナンスが必要 です。シーリングだけのために足場を組むよりも、オーナー様には 定期的に建物全体を見渡し、気分転換や傷んだ箇所を適宜修復して欲しいと思います。
